美容コラム
ダイエット成功の秘訣は料理にあり!おすすめ食材とメニューはコレ!
「ダイエットしているのになかなか手ごたえが得られない」という悩みをお持ちの方は、まずは食事について見直してみるのはいかがでしょうか。
ダイエット中だからといって、極端に食欲を抑えたり、偏った食事を続けてしまうのは、むしろ逆効果と考えられるケースも多いのです。
ダイエット中だからこそ、食材や栄養バランスに配慮した食生活を送ることが重要であると言えます。
そのためダイエットを成功させるために好ましい料理やレシピのコツなどを身に着けることも、カギとなり得ます。
「普段あまり料理をしない」「何も考えずに食べたくなったものを作ってしまう」という方も、ダイエットを契機に料理の献立や食材について、見直してみるのはいかがでしょうか。
料理に関する知識を吸収して実践することが、ダイエット生活を楽しくサポートする手段になるかもしれません。
■まとめ
ダイエットにとって食生活を見直すことが重要であることを前提にすると、ダイエット中の食事は自分で作る方が効果的な食生活を送るのに近道となることは予想がつくでしょう。
このほかにも、ダイエット中の人が料理をすることの重要性やメリット、ポイントなどを挙げてみたいと思います。
料理に力を入れてバランスのとれた食生活を送ることで、理想的なダイエットを成功させるイメージを湧きあがらせるためにも、以下の点に注目してみてください。
食事を制限するということは、自然と湧き出てくる食欲を我慢することにつながります。
我慢は長期的には続きにくく、我慢することによるストレスが暴発してかえって食欲を誘い出してしまう危険性もあるのです。
身体には健康維持のために栄養素を蓄える必要があり、必要分の栄養を摂取することによって、むしろ逆にそれ以上食べたくなるという願望をコントロールすることも可能となります。
ですので、食欲や栄養素を過剰に制限するようなダイエットはいずれにしてもおすすめできません。
ダイエットに良いとされる食べ物のみをしきりに摂取する単品ダイエットで挫折する人が多い点からも、偏りや制限が大きくなるような食べ方には、リスクも伴うということを考慮しておいた方が良いでしょう。
ダイエット中と言っても、ご飯のほかにも肉、魚、卵、野菜、海藻、豆類といった品目の食べ物をおかずとしてバランス良く食べ、必要な栄養素をとる食生活を送ることが重要とされています。
特に、偏った食生活を送っている人は、これ以外の余計な食べ物を求めることが習慣づけられている可能性もあります。
そこで、満腹感も満たしやすいバランス食をとる習慣を新たにつけることで、それまでの食生活を改善させるきっかけにもなります。
前述した品目を満たすメニューを考えていくと、定食のような食事が理想的であるということになるのです。
しかし外食する際も、これらの品目を満遍なく満たすメニューを選択することが常に可能な環境であるとは言い切れません。
そこで、自分で工夫して料理に取り組むという手段が有効になってくると言えるのです。
ダイエットをスタートさせるころには、身体の代謝がアップするようになるまでの1ケ月ほどの間に甘いものやジュースなどの間食をカットすることが重要であると言われています。
また一定期間はアルコールや果物、乳製品などについても控えるように呼び掛けられています。
そのため特にダイエットスタート期間中においては、食材を選びながら自分で料理をすることが、重要となってきます。
ダイエット中には、身体の代謝を高める作用の認められる野菜や海藻、豆類に関しては、特に好ましい摂取量は設けられていないようです。
しかし、炭水化物はご飯1膳分、あるいはうどん1玉かパン1枚が適量とされていますし、肉と魚、卵に関してはトータルで1日150グラム摂取することがすすめられています。
このような適量を守って食事をとるために、やはり自分で料理するというやり方がおすすめとなるのです。
ダイエット中であっても食生活を充実させることの重要さは、知っていただけたのではないかと思います。
中にはダイエット中に肉料理をとらないようにするという方もいらっしゃるようですが、貴重なたんぱく質の摂取元でもある肉を我慢するのは、非常にもったいない行為と言えます。
肉や魚、卵のようにたんぱく質を多く含む食事をとることで、筋肉を増やし基礎代謝のアップを図ることができ、やせやすい体質に近づくことが可能となります。
カロリーを気にしてしまう場合は、脂質の少ない赤身を使ったり、皮を剥いで食べる方法を選択するという手段もあります。
そこでまず、ダイエットの強い味方になるような肉料理のレシピをご紹介しましょう。
鶏肉の中でも高たんぱくで低脂肪と、コストパフォーマンスに優れているとされる鶏むね肉と鶏ささみを使った料理を紹介します。
材料(2人分)
- 鶏むね肉 1枚(皮なし)
- ほうれん草 2分の1袋
- 長ネギ 1本
- にんじん 4分の1本
- しいたけ 2枚
- 片栗粉 大さじ3
ひと口大に切った鶏肉に塩、こしょうをして片栗粉をもみこむ。
鍋に斜め薄切りにした長ネギとだし2カップ、しょうゆ大さじ1、酒大さじ2、塩小さじ2分の1を入れて煮立てる。
鍋に鶏肉や半月切りにしたにんじん、しいたけを加えて煮る。
煮あがりそうになったら、予め硬めにゆでて5センチほどの長さに切っておいたほうれん草を入れてさっと煮る。
鶏ささみは電子レンジで加熱して、鶏ハムとして活用すると、おつまみ感覚でも楽しむことができます。
鶏ささみ4本を使って鶏ハムを作る方法場合、 鶏ささみに塩、こしょうをして適量の長ネギやしょうがの皮と一緒に耐熱皿に入れ、大さじ2の酒をふりかける。
ラップをして電子レンジで表側と裏側それぞれ2分程度加熱して3分ほど置く。
という工程になります。
鶏ハムを活用してサラダにアレンジする際は、ビタミンCやカリウム、食物繊維、消化酵素を多く含むかぶと組み合わせる方法などがあります。
鶏ハムとかぶを活用したサラダは、 適量のかぶの皮をむいて茎ごとくし形切りにする。
大さじ1の粒マスタード、小さじ2分の1のコンソメスープの素、各小さじ1のオリーブオイルとはちみつを加え、すべての材料を保存袋に入れた上で冷蔵庫の中で1時間ほど漬け込む。
という工程で作ることができます。
豚肉を料理する際におすすめな種類としては、たんぱく質や糖質の代謝を促す働きのあるビタミンB1を多く含み、脂質の少ない豚赤身ひき肉や、同じくビタミンB1が豊富でロース肉に比べて脂質も少ない豚ひれ肉があります。
豚赤身ひき肉はハンバーグや肉団子など、豚ひれ肉は焼き物や炒め物、煮込みなどとして料理すると良いでしょう。
材料(2人分)
- 豚ひれ肉 200グラム
- 水菜 2株
- えのきだけ 2分の1株
- にんじん 4分の1本
- さやいんげん 7本
- ミニトマト 7個
- ポン酢しょうゆ 50cc
ひと口大に切って叩き、筋を切った豚肉に塩、こしょうをして、小麦粉をつけてオリーブオイルを入れたフライパンで焼く。
水菜やえのきだけは食べやすい長さに切る。
いんげんとにんんじんは細切りにして、電子レンジで2分ほど加熱する。
焼き上がった肉は表裏ともポン酢しょうゆに漬けてなじませる。
いんげんとにんじん、ミニトマト、水菜、ゆでたえのきだけ、ポン酢のなじんだ肉を皿に飾り、さらに残ったポン酢しょうゆをトッピングする。
「トンカツを食べたいけど、カロリーが気になる」という人向けに、油で揚げずにおいしく食べられるトンカツメニューも紹介しましょう。
通常のトンカツの10分の1のカロリーに抑えることができる調理法です。
以下に紹介するのは、豚もも肉200グラム分を使う場合のやり方です。
1、豚もも肉を叩いて筋を切り、塩こしょうをして小麦粉、溶き卵、パン粉をつける。
2、鉄板に油をスプレー状に吹き付ける。
霧吹きに油を入れて使ってもOK。
3、鉄板に肉を乗せてふたたびスプレー状に油を吹きつけ、180度のオーブンで表裏それぞれ5~7分程度焼き、食べやすい大きさにカットする。
ダイエット中の方が肉料理を食べる際、豚肉や鶏肉に比べると敬遠されがちな牛肉ですが、低脂肪な種類もあります。
牛ひれ肉や、牛の腰からお尻の部位の赤身肉である牛ランプ肉は高たんぱくで低脂肪ですし、牛もも肉も脂肪分は少ないとされています。
赤身肉はさらに、余分な脂肪の燃焼とエネルギーとしての変換を支える効果が見込まれるため、おすすめです。
前述したように、脂肪分の少ない牛ランプ肉はステーキやローストビーフ、すき焼き用の材料向きの種類と言えます。
ステーキを作る際は、フライパンに潰したにんにくと紅花油を入れ、塩、こしょうをした牛ランプ肉250グラムを強火で両面焼いた後、酒大さじ1を混ぜてふたをして火を止めます。
5分ほどしたら肉を取り出し、各大さじ1のしょうゆとみりんをフライパンに入れて煮詰め、器に盛った肉にかけます。
さらににんにくや代謝アップが見込める大根おろし、肉の脂肪の消化を進める作用の期待される辛み成分・シニグリンを含むクレソンも添えて頂くと、よりダイエットにうれしいつけ合わせとなるでしょう。
牛肉200グラムとなす2本をメインにしたサラダです。
まず、酒50ミリリットルと適量の水を沸騰させた鍋にしゃぶしゃぶ用の牛赤身肉を入れ、火が通ったら氷水にとります。
ここで牛赤身肉を脂抜きすることで、カロリーダウンを見込むことができます。
油を吸収しやすいなすは皮をむき、炒めずに蒸し器で15分ほど蒸します。
牛肉となすは食べやすい大きさに裂き、消化や代謝促進の働きが見込める大根おろしや万能ねぎ、白いりごまを添えてポン酢しょうゆをかけて頂きます。
次は、ダイエットの味方として見られるケースも多い食材として、野菜や果物を活用した料理にも注目したいと思います。
野菜に関しては昨今、「食事をする際にはまず、野菜メニューから手をつける」という食事の順番をベースとしたダイエット法も人気を集めるなど、ますますダイエッターに重宝される食材としての地位を築いている状況が垣間見えます。
「野菜を食べることで食欲を落ち着かせることができる」「外食で栄養の偏った食事をとってしまう前後に、野菜中心のメニューを取り入れてバランスを取る」といった考えも知れ渡っています。
このようにダイエットの鉄板食材としての認識も高く持たれている野菜や果物をより効率的に生かした料理方法を習得すれば、目標達成へのモチベーションを高く保ち続けながら食生活を送ることができるでしょう。
野菜を多く取ろうとして、ヘルシーなメニューばかりそろえたり、野菜メインの一品のボリュームを極端に多くしてしまうと、味や食べ応えの面で物足りなさを感じてしまうかもしれません。
普段野菜中心の食生活を送っていない人にとっては、長続きしにくくなる可能性もあります。
そこで、ご飯や麺、肉を使った料理を遠慮なく食べることとして、その中で野菜を巧みに取り入れるという方法をご紹介します。
通常のご飯ものなどの料理を食べながら、漏れなく野菜の摂取量を増やせるような仕組みとなっています。
以下に、調理例を挙げてみましょう。
ご飯と牛肉、玉ねぎを使った牛丼の具に、キャベツを加える料理法です。
千切りのキャベツを多く加えることで、満腹感がより得やすくなり、ご飯の量を少なめにすることも可能になります。
具体的には、 キャベツ80グラムを千切りにしてご飯130グラムの上に乗せる。
ご飯は食物繊維やビタミン、ミネラルを豊富に含み、白米よりもインスリン分泌量が少なくなると言われている玄米ご飯や大麦ご飯がおすすめ。
薄切り牛肉60グラムや玉ねぎ2分の1個、しめじ2分の1パック分を食べやすく切り、鍋で玉ねぎとしめじを炒める。
鍋に酒50ミリリットルを加え、煮立ったら牛肉と水50ミリリットルとしょうゆ小さじ2、砂糖とみりん各小さじ1も加えて炒め煮にして、丼のご飯とキャベツに盛り付ける。
野菜もさまざまな種類があり、各々にダイエットの味方になれるような特徴が備わっています。
それぞれの野菜のダイエットに関する強みを生かした料理もここで、ご紹介しましょう。
ダイエットのカギの一つでもある、腸内環境をアップさせる働きが期待されるメニューとして、オクラとえのきを組み合わせた一品があります。
オクラは腸内環境を調整する作用のほかにも、コレステロールのような余分な脂質を排出したり、血糖値が急上昇することを抑える働きも期待できる水溶性食物繊維を多く含んでいます。
また、えのきに含まれる食物繊維も腸までしっかりと届けられることが見込まれており、オクラとえのきを組み合わせた食事によって、腸をきれいにする効果を狙うことができます。
以下に、調理手順を示します。
1、ヘタを切って洗ったオクラ8本を耐熱皿に入れ、ラップをかけて電子レンジ500wで1分加熱する。
えのき6分の1袋分をみじん切りにしてしょうゆとオリーブ油各大さじ2分の1と混ぜる。
オクラの上に味付けをしたえのきを乗せて、オーブントースターで5分ほど焼く。
ダイエットメニューの中での活用が目立つおなじみ食材でもあるトマトに、新芽のブロッコリースプラウトを組み合わせることで、デトックスやアンチエイジングの機能アップを図る料理を手掛けることができます。
トマトの赤い色のもととして、美容効果などでも知られる栄養成分のリコピンには、脂肪を体内で吸収しにくくさせたり、脂肪細胞の増殖を抑制する作用も備えています。
さらに、甘酸っぱさのもとでもあるクエン酸が糖質の代謝を促す働きも、注目されています。
フルーツトマト2個分を1センチ幅ほどの輪切りにし、スライスした新たまねぎ4分の1個分と食べやすくカットした適量のブロッコリースプライトを組み合わせる。
白すりごまとしょうゆ、酢各大さじ1を混ぜたドレッシングや小さじ1程度のオリーブ油をかけて、風味を付ける。
果物は水分を多く含み、身体を冷やす食べ物でもあるので、ダイエット中にはそのまま食べるのではなく、熱を通して調理して温かい状態で摂取するという方法がすすめられています。
現代人の傾向として低体温が指摘されていることもあり、体温を上げることで水分を体外に排出することも、ダイエットにとっては重要になっているのです。
また、果物を乾燥させて水分を取り除いたドライフルーツは身体を温めることができるほか、ビタミンやミネラルを濃縮して摂取することが可能なため、ダイエット中でも手軽につまんで食べることのできる食材として活躍してくれるでしょう。
りんごは食物繊維が豊富で、老廃物の排出効果が見込まれる果物です。
そして、ミネラル分のカリウムも含んでいるため、特に塩分や水分のデトックス作用をサポートする機能が優れている点も、注目すべきポイントです。
レモンもりんごと同様、カリウムを含んでいるため、お酒を飲み過ぎた翌日に水分をデトックスさせるのに効果的なメニューとして、取り入れることも可能です。
火を通すことで気になる酸味も、マイルドになりますよ。
りんご1個とレモン2分の1個を食べやすい大きさにカットする。
はちみつ大さじ1を加えた100ccの湯で弱火で、りんごとレモンを10分ほど煮る。
さて、ここからは「身体を冷やす」「糖質が高い」という理由でダイエット中の人たちに敬遠されがちではあるけれども、好きな人も多いパンを使ったメニューや、通常ならご飯を使って作る人気料理について取り上げてみたいと思います。
これらの問題も食材を工夫することで、満足感の得られる料理を作ることができます。
是非試してみてください。
白くて柔らかい食材は、身体を冷やす作用を有しているとも言われており、ダイエット中は口にするのを避けることがすすめられています。
ふわふわとした食感のパンも、ダイエットを意識している人の食事に取り入れることは憚られるところですが、同じパンでも精白過程が施されていない全粒粉を使った黒パンであれば、身体を温める効果も期待することができます。
黒パンはビタミンやミネラル、食物繊維が豊富なため、デトックス促進作用も図ることが可能です。
以下に、黒パンを活用したメニューを紹介します。
材料
- 黒パンバンズ 2個
- 白身魚 2切れ
- レタス 2枚
- ピクルス 1本
- トマト 1個
- たまねぎ 2分の1個
- にんにく 1片
- 青唐辛子 3分の1本
塩、こしょうをかけた白身魚に小麦粉、溶き卵、パン粉をつけて揚げる。
トマトを湯むきしてざく切りし、にんにくと青唐辛子、たまねぎをみじん切りにして、大さじ2のトマトケチャップ、大さじ1・5のはちみつ、小さじ2の塩、適量のバターとこしょうと一緒に鍋に入れて沸騰したら、7分ほど弱火で煮て、チリソースを作る。
黒パンにバターを塗り、白身魚やチリソース、レタス、輪切りにしたピクルス、マヨネース小さじ1をサンドする。
昨今、ダイエットのジャンルでは脂肪分よりも激しく、糖質に対する注意喚起が向けられているという印象も受けます。
甘いものや炭水化物に含まれる糖質は血糖値の上昇を招き、血糖値を下げるためにインスリンが分泌されると身体の中で余っていた糖質が脂肪に変化して溜まっていくと言われます。
トレーニングと食事指導によるダイエット効果をアピールするテレビコマーシャルで有名なライザップでは、糖質をカットした食事法を利用者にすすめているそうです。
糖質を摂取すると優先的にエネルギーとして消費されますが、体脂肪までは消費されないため、脂肪燃焼にはつながりにくいと言われます。
しかし糖質の摂取を控えると体内の糖質が使い果たされた状態となり、そうすると糖質の代わりに脂肪が燃焼されるという仕組みに変わることを狙えるのです。
以下に、糖質カットや低糖質を実現できるメニューを紹介します。
おにぎり感覚でたっぷりな具材を楽しめるメニューとして、昨今人気の高くなっている「おにぎらず」について、ご飯の部分を豆腐に置き換えることで、糖質をカットしたアレンジ料理を楽しむことができます。
豆腐を有効に使うことでたんぱく質の摂取量をアップさせることもできます。
材料(2人分)
- 木綿豆腐 一丁
- 豚ひき肉 100グラム
- キャベツ 1枚
- 長ネギ 6分の1本
- 焼きのり 2枚
豚ひき肉とみじん切りにしたキャベツ、長ネギをボウルに入れて混ぜる。
ニンニク、ショウガ、オイスターソース、しょうゆ各小さじ2分の1も加えた上で、フライパンで炒める。
ラップに焼きのりをひし形の形にして置いて塩を少々振り、真ん中に2等分して厚みも半分にした豆腐を一枚置く。
フライパンで炒めた具の半量を豆腐の上に置き、もう一枚豆腐を乗せて塩を少々振る。
のりの隅を真ん中に集め、豆腐を包む。
さらにラップで外から包んで、中の豆腐やのりをなじませて斜め半分に切る。
同じ手順でもう1個作る。
黒パンの魅力については先に触れましたが、ほかにも糖質カットのため、パンを食べることを我慢している人たちの間で注目を集めて入りアイテムとして、「ふすまパン」が挙げられます。
通常は小麦の内部の胚乳を挽いて小麦粉とし、パンの原料に使われますが、ふすまパンには小麦の外皮を炒って挽いた粉が使われています。
小麦粉と比べると糖質が大幅に少なくなり、植物繊維や鉄分、カルシウムを豊富に含んでいる点も特徴的です。
ゆで卵とマヨネーズ、レタスを使って卵サンドにしてみたり、ゆでた鶏むね肉をスライスしてハムサンドのようにして食べると、たんぱく質もきちんと摂取することができます。
料理のポイントにもなり得るドレッシングやたれ、トッピングなどにも低糖質を意識したアレンジを施すことができます。
例えばサラダに使われるトッピングには、綿棒で細かく砕いたくるみやアーモンドといった、低糖質なナッツを取り入れるという手段があります。
また、ドレッシングとしても使われるマヨネーズは、水切りした木綿豆腐2分の1丁と酢、オリーブオイル各大さじ2、塩少々をミキサーで撹拌させて、低糖質に作り出すことができます。
ほかにも、レモン汁小さじ1に対してオリーブオイル大さじ1を合わせ、少々の塩と粗びき黒こしょうを混ぜれば低糖質でさっぱりとしたレモン風味のドレッシングができます。
肉料理には、みじん切りにした玉ねぎ2分の1個に大さじ2のみそを合わせ、すり白ごまと酒各大さじ1を加えて600Wの電子レンジで1分加熱すると、低糖質なたれとして合わせることができますし、みじん切りにした2分の1本の長ネギとめんつゆ50ccに、小さじ1のカレー粉を加えて混ぜるとスパイシーなたれができます。
このようにトッピングやドレッシングなど細部に渡って低糖質となるように工夫を凝らすことが、糖質カット生活をスムーズに進めるサポートとなり得るのです。
さて、ここからは私たちにとって身近な存在でもある和食や、昨今注目度が上がってきている薬膳料理のジャンルから、ダイエットに適したメニューを紹介していきたいと思います。
「和食や薬膳料理は、外食でした口にしない」「身体に良さそうだけど、自分で料理するのは難しそう」というイメージを持たれがちなジャンルになるかもしれませんが、チャレンジしやすくなじみやすそうなメニューを選んでみましたので、是非参考にしてみてくださいね。
ユネスコ無形文化遺産にも登録され、海外からの注目度も高い和食は、ダイエットに関する期待も高い料理です。
主食であるご飯はいろいろな味付けのおかずとも合い、よくかむことで満腹感が増してきて腹持ちも良いため、低脂肪・低カロリーな食事を続ける力強いサポーターになる食べ物です。
さらにパンと比べても、口にした後に血糖値が上昇する度合いが比較的緩やかになるとされているため、インスリンの分泌も穏やかなペースになることが期待されます。
ご飯の中でも白米よりもインスリンの分泌量が少なくなると言われている玄米は、食物繊維やビタミン、ミネラルを豊富に含むため、ダイエットを心がける人たちの間でブームにもなっています。
和食の代表的なもう一つのメニューでもある味噌汁も、主原料のである大豆の大豆イソフラボンとみその褐色色素の働きによるでダイエット効果がうたわれています。
このようにダイエットに対して万能な効果を期待できそうなジャンルでもある和食によく使われる素材を取り入れたアレンジ法を、以下に紹介してみましょう。
和食のジャンルの中で思い浮かばれる麺と言えば、そばが挙げられるでしょう。
そばには抗酸化作用によるアンチエイジング効果で有名なポリフェノールやミネラル、食物繊維が豊富に含まれており、一食あたりの栄養成分は玄米をもしのぐとも言われています。
そばに期待されるダイエット効果として挙げられる特徴としては、食後の血糖値の上昇度合いが低く、便秘解消を促す点などがありますが、そばに含まれるたんぱく質に食物繊維と同じ働きが見込まれることも、注目ポイントと言えます。
そばのたんぱく質にはコレステロール値を下げる作用があるほか、便の量を増やす作用を有していることが動物実験で認められているそうです。
そのためますます便秘の解消や脂肪分の排出に対する期待が高まっていくことになるのです。
簡単に調理できるダイエットメニューとして、シンプルな汁そばの作り方をご紹介します。
そば100グラムをゆでる。
ゆで汁300ミリリットルにしょうゆとみりん各30ミリリットルを混ぜて、つゆにする。
つゆに入ったそばに約6センチ分の長ネギを短冊状に切ってトッピングするほか、解毒力の強いわさびやごまも添える。
和食で重宝される調味料の一つとして、酢が挙げられます。
酢にはコレステロール値を低下させる作用が備わっていると言われているほか、主成分である酢酸には血糖値が急激に上昇するのを防ぐ効果もうわたれています。
糖の吸収を遅くさせたり、糖が脂肪となって体内に蓄積されるのを抑制する働きも見込まれます。
手近な調味料であることから、酢はいろいろな料理に取り入れることが可能で、さまざまな場面で活用することができます。
例えば、200ミリリットルのトマトジュースにリンゴ酢を大さじ1ほど入れ、黒コショウかレモン汁をかけると、酸味の引き締まったヘルシードリンクになります。
ほかに、酢の酸味がアクセントとなるヘルシースープメニューをご紹介しましょう。
材料
- キュウリ 2分の1本
- わかめ 50グラム
- コンソメスープ 1カップ
- 酢 大さじ1
- しょうゆ 大さじ2分の1
キュウリを千切りにして塩もみし、ワカメを水に戻して切った具材にごま油とごま各小さじ1と2分の1かけ分のすりおろしにんにく、砂糖ひとつまみを混ぜる。
コンソメスープと酢、しょうゆを加えて適量の一味唐辛子をかける。
薬膳の食材は幅広く、栄養価だけでなく、身体に働きかける作用である「食効」を生かす考えを重視しています。
ダイエット効果を見込む料理を作る際にも、単純にカロリーを計算するだけでなく、各食物の性質を考慮しながらメニューを考えていくことになります。
例えば食物繊維を含む白きくらげや海藻、脂肪やコレステロールの排出作用を促すプーアル茶、水分代謝を進める茯苓などを食材に採用するという手段が挙げられます。
また、夕食として食べる場合は午後8時までに済ませること、ゆっくりとかみながら食べることなども注意点とされています。
さらに、太りやすくなる原因として、精神状態にも注目することができます。
ストレスを抱えてイライラとした気持ちが続くと水分を体内に多く保つようになり、過食につながる恐れも指摘されています。
このような時には鎮静作用の期待される食材として、百合根やナツメを活用することがすすめられています。
ここでは、百合根と滋養強壮作用が見込まれ、低カロリーなぎんなんを薬膳食品として活用した茶わん蒸し料理を紹介します。
材料(2人分)
- 百合根 8片
- ぎんなん 4個
- 鶏手羽肉 70グラム
- ほうれん草 3分の1把
- 生しいたけ 2枚
- 焼きかまぼこ 30グラム
- 卵 3個
- だし汁 3カップ
ぎんなんがヒタヒタに浸かるぐらいの水と塩少々を小鍋に入れる。
鬼皮を取ったぎんなんを鍋の中で転がしながら、さらに皮をむく。
塩をひとつまみ入れた熱湯でほうれん草をさっとゆで、3センチぐたいの長さに切る。
石づきを取った生しいたけを1センチ幅に切り、焼きかまぼこは薄切りする。
鍋にだし汁と小さじ1の塩を入れ、ぎんなんとほうれん草、生しいたけ、焼きかまぼこ、皮をむいた百合根、そぎ切りされた鶏手羽肉を入れ、溶いた卵を混ぜる。
鍋にふたをして2分ほど中火をかけ、20分ほど弱火で蒸し、沸騰したところで火を止める。
ダイエット中におすすめの料理メニューやレシピをたくさん紹介してきましたが、さまざまな食材を生かすことができることが分かりましたね。
また、食材や調理法を工夫することで、ダイエット中であってもいろいろなジャンルの料理を手掛けることが可能であることも、分かってきたのではないでしょうか。
ダイエット中だからといって、粗食を徹底する必要はありません。
ダイエットの味方になりそうな食材を上手に使い、調理法や量などにも注意しながら料理すれば、見た目も味も十分に楽しめる、〝ごちそう″のようなメニューを堪能することも可能なのです。
むしろ、彩りのあるおいしい食事を楽しみながら、身体の代謝アップやデトックス、脂肪燃焼などを進めていくことが、ストレスのより少ないダイエットライフを送るためのサポートとなるのではないでしょうか。
また、これまでの食生活を見直すことが生活習慣の改善にもつながり、ダイエットだけでなく美容や健康の状態、生活の質を向上させることにもなるでしょう。
ダイエットメニューを考えて、自分で作って、おいしく頂いて、結果理想的な体型に近づくことが実現できたなら、料理をすることも楽しみになるでしょうし、精神状態もさらに良好になることにつながるかもしれません。
我慢と忍耐だらけの修行のようなダイエット生活を送っていたという方も、今日からはアイデアと工夫の富んだ料理を作るという、クリエイティブで楽しい修行としてのダイエットライフをスタートさせてみませんか?
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