美容コラム
美容院に行く頻度ってどれくらい?データやおすすめ利用度合を紹介!
身だしなみをととのえたり、流行のファッションをとり入れたり、あるいは自分のイメージをつくり出したり、リフレッシュやリラクゼーションの時間を設けるために、美容院に行く日を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
でも、美容院を利用する際には、そのインターバルをどれぐらい開けるものなのでしょうか。
「人それぞれ」とも言えますが、果たして実態はどうなっているのか、美容院の利用頻度に関するデータをもとに明らかにしてみましょう。
髪型やニーズごとに「おすすめとされる利用頻度がどれぐらいなのか」といった目安も紹介しますので、参考にしてみてください。
まずは、データを中心に美容院を訪れる頻度について、紐解いていきましょう。
データとしては、美容院を利用する人たちの意識や指向、美容院側の経営実態について調べられた日本政策金融公庫生活衛生融資部の「美容店に関する消費者意識と経営実態調査」(2012年)をもとにしていきたいと思います。
こちらのデータは頻度以外にも、消費者が美容院についてどのようにとらえているのか、さまざまな側面から垣間見ることができます。
まずは本題に入る前に、利用頻度とも関わりがありそうなトピックから消費者意識の内容を紹介してみたいと思います。
なお、こちらの調査対象は2012年2月の調査時期において、最近1年以内に美容店を利用した全国の消費者と、日本政策金融公庫の全国の支店が融資した美容業の593社です。
消費者の人数は2715人で、うち男性が1043人、女性が1672人です。
美容院と言えば「行きつけの店舗を設けて、いつも同じの美容師さんにすべてを任せている」という方もいれば、「結構浮気してしまう」という方もいらっしゃいます。
果たして消費者は、行きつけと言えるような店舗をいくつぐらい持っている傾向が強いのでしょうか?データによると、現在主に利用している店舗は1店舗という人が7割以上と、高い割合を占めています。
それ以外の回答でみると、2店舗という人や、特に決まっていない人がそれぞれ1割ほどでした。
特に決まっていない、つまり行きつけの美容院がない人は20歳未満と20~29歳の女性の場合はそれぞれ約3割と約2割であり、比較的高い割合を示していたため、女性若年層に関しては、行きつけのお店を持たずにいろいろなサロンを試している層が多いと考えることができます。
行きつけの店を持ってなじみの美容師がいる場合、美容院を利用する機会も美容師からの助言などを受けて定期的になりやすいと考えられるのではないでしょうか。
そういう推測に立ってみると、全体的には定期的に行きつけの美容院を利用する層が多いけれども、女性若年層に関しては利用する店も不特定で利用頻度も不定期なケースが比較的含まれている、という見方もできそうです。
美容院に行く日は特別な日という感覚を持つ方は、少なくないかもしれません。
では目当ての美容院に行くきっかけには、どんな要素が絡んでいるのでしょうか?データによると、全体的には「自宅、職場、学校から近い」という理由で、目当ての美容院に行く割合が46・3%と最も高い数値を示しています。
続いて「家族、友人、知人からすすめられて」が31・6%、「お店の前を通りがかって」が16・2%となっています。
美容院を訪れるきっかけとしては、このデータから考えてみると、自宅や職場近くにある美容院に行くことを選択する人の割合が高いということは、美容院に行く行為自体も日常生活を送るテリトリーの範囲内でおさめている、という見方もできます。
親しい人にすすめられたお店に行くとか、前を通りかかったお店に行くという傾向も強いという点からしても、気軽に利用しやすいサロンを選ぶケースが一定以上を占めるとも考えられます。
そのような利用しやすいお店を行きつけとして選んでいる場合、利用頻度も定期的あるいは「しばしば」となりやすいと推測することもできそうですね。
一方で、20歳未満の女性の場合は「情報検索サイトを見て」が2割以上、20~29歳、30~39歳の女性は「フリーペーパーを見て」が3割近くと、ほかの年代や性別の層に比べて高い数値を示しています。
10代~30代の女性に関しては、利用する美容院を日常生活の範囲内で見つけるというよりは、PR媒体に目を通して情報収集した上でニーズに合った店を選ぶ人の割合が比較的多いと言えます。
美容院で受けるメニューの内容も、利用頻度に関わる一因と言えるでしょう。
データによると、主に受けているメニューはカットが98・7%と非常に高い数値を示し、ヘアカラーやパーマはそれぞれ3割、2割程度にとどまっています。
値段という面から考えてみると、ヘアカラーやパーマに比べて安価であるカットの利用が圧倒的に多いということは、比較的美容院の利用頻度も高いと考えることも可能なのではないでしょうか。
さて、具体的な値段についてですが、1回美容院を利用した場合、支出はどれぐらいになるのでしょうか?データでは一番高い割合が3000~3999円(20・4%)で、続いて4000~4999円(15・7%)、1万円以上(14・8%)となっており、より手ごろな価格で利用する人の割合が高いようです。
その代わりに利用頻度は比較的高くなってきてもおかしくないかもしれません。
ちなみに男女別では男性が3000~3999円が約3割、女性は1万円以上が約2割でそれぞれトップを占めており、男女によって費用に開きがあるようです。
髪の長さで見てみると、ショートやミディアムの人は3000~3999円がそれぞれ26・3%、19・3%と最も高い一方、ロングの人は1万円以上が31・1%でした。
このことから、髪の長さによって美容院に行く頻度も違ってくる可能性が、十分考えられます。
これまでご紹介したデータの中では、美容院に対して消費者が今後望んでいる事柄についても調査しています。
これらをまとめると、「こんな美容院に行きたい」という消費者の理想の形がある程度見えてきます。
そういった理想的な要素が充実したサロンが増えれば、一人一人の利用頻度もアップするのかもしれません。
●技術面
美容院を利用する上で重視している点については、最も多くを占めたのが「利用しやすい場所にある」ということで、9割近くの数値を示しています。
前述した美容院に行くきっかけの上位を占める回答の内容を分析してみても、利用しやすいポイントにある店舗は重宝がられる傾向が強いことがうかがえます。
ここまでのデータ結果からもしばしばうかがえるように、利便性というのは店舗選びの際に重要なポイントとなっているようです。
しかし一方で、重視している点で2番目に多かった回答は「技術が優れている、気に入ったスタイルになる」(86・8%)であり、技術的な面も大きなポイントとなっていることが分かります。
技術面に関しては、さらに気になる調査結果もあります。
現在利用している店舗に対する評価を示す回答の中で「技術が優れている、気に入ったスタイルになる」の項目をかなり評価したり、ある程度評価しているという層の合計は68・3%ですが、これは先ほどの重視している割合と比べると18・5ポイントも低い数値となっています。
つまり、#引用技術面では利用者が求める水準と評価にギャップがみられる#end引用ということが浮き彫りになっています。
美容院にとって、今以上の技術の向上を求めるこのような一定数の消費者の存在は無視できないでしょう。
この点は、利用頻度が増減する要因とも無関係とは言い切れないかもしれません。
今後充実してほしいメニューとしては、カットが46・2%と最も高い割合を示しています。
カットは消費者が現在メインで利用しているメニューを示すデータの中でも非常に高い数値を示していることは既に述べた通りであり、さらに充実を望む声も多いということは、「美容院と言えば髪をカットしに行くところ」という実態が色濃いことが伝わってきます。
一方で、充実してほしいメニューでカットの次に多かったのはヘッドスパ(21・5%)でした。
しかもヘッドスパは現在利用している割合よりも、充実してほしいという人の割合が高く、顕著なニーズが浮き彫りとなっています。
ヘッドスパのほか、エステやネイルケアなども同様の傾向を示しており、美容院のメニューの多様化に対する要望が一定数あることが垣間見えます。
ヘッドスパに関しては、美容店を対象とした経営実態の調査の中でも、新たに取り入れたり注力した結果集客効果がみられたメニューの中で最も高い51・4%という数値を出しています。
従来からあるカットやカラー、パーマだけでなく、ヘッドスパをはじめニーズが高まってきているメニューが導入・強化されれば、消費者の美容院利用頻度がアップすることにつながる可能性はあるでしょう。
消費者側の視点を中心に、美容院に行く時の意識や美容院に対するニーズなどを調査結果をもとに示し、その中でも美容院の利用頻度にも少なからず関わる部分がないかどうか、推測を交えながらも探ってみましたが、実際に消費者が美容院に通う頻度がどれぐらいになっているのか、ここで具体的な数値をご紹介したいと思います。
性別や髪の長さごとのデータをお示ししましょう。
まず、これまでに紹介した日本政策金融効果生活衛生融資部の調査によると、全体的には美容店の利用頻度は「2か月に1回程度」が33・3%で最も高く、それ以外では「3か月に1回程度」が26・7%、「4~6か月に1回程度」が17・5%と高くなっています。
この中で男女別で見てみると、男性の場合は「2か月に1回程度」が45・1%、女性は「3か月に1回程度」が28・4%で最も高い数値を示していました。
男性よりも女性の方が美容店に行く頻度は高めであることが分かります。
ちなみに「1か月に1回程度」という回答も男性は約2割、女性は約1割となっており、また「10か月~1年に1回程度」というのも男性は1割にも満たなかったのに対し、女性は2割以上を示しています。
全体での利用頻度の数値は同じなのですが、今度は男女別ではなく、髪の長さ別に頻度を示したデータを見ていきましょう。
ショートの場合は「2か月に1回」が44・5%で首位となりますが、ミディアムでは1位の「2か月に1回」と2位の「3か月に1回」の割合がそれぞれ3割程度で拮抗しています。
ロングになると「4か月~6カ月に1回」が約3割で1位になり、僅差で「3か月に1回」が続きます。
短髪である方がスタイルを維持するためによりこまめに散髪する必要があるため、髪の長さが長くなるにつれて美容店の利用頻度が低くなることはご想像通りだったかもしれませんが、これは先ほどの性別についても当てはまる部分が考えられます。
男性よりも女性の方が髪の長さが総じて長くなることを考慮すれば、男性の方が美容店に通う頻度が高くなっても不自然ではないからです。
データをもとに、美容店の利用頻度や消費者ニーズなどの実態を紹介してきましたが、利用者自身は頻度についてどのように考えているのでしょうか?また、店舗経営者側としても、消費者に喜んで「何度でも来たい」と感じてもらうために、どのような方針を検討しているのでしょうか?同じデータをもとに、掘り下げてみたいと思います。
データによると、今後1年間の美容店の利用頻度については現状通りで変えないつもりである人が7割を超える状態でした。
しかし「増やしたい」「やや増やしたい」という層も2割存在しています。
特に女性のそのような回答が多く、20歳未満の女性では「増やしたい」と「やや増やしたい」の合計は4割を超えており、状況次第では利用頻度が上がっていく可能性があることを示唆しているとも言えます。
ここまでに紹介してきた日本政策金融公庫生活衛生融資部の実態調査の中では、美容店の経営者側に対して実施した調査データも盛り込まれています。
その中から、消費者の店舗利用頻度にも影響を及ぼす可能性があるとみられる要素を取り上げてみましょう。
各店舗での顧客の囲い込みに向けた取り組みについて、「ポイントカード・割引券・クーポンの発行」が最も高い86・9%という数値を示していました。
カードやクーポン、割引券は有効期限が設けられているケースも多いことを考えると、これは利用者の来店頻度を上げるための方策にもつながると言えるかもしれません。
また、先に消費者が重視している項目としても優先度の高い結果が出された技術に関しても、各店舗内でも講習会への積極的な参加や最新のスタイルの研究、同業者との情報交換などを通じて向上を目指す取り組みが導入されていることが、調査によって明らかにされています。
今後の経営方針のトップとして、約7割が回答したと内容が「癒やしを中心に据えたサービスの提供・お店づくり」でした。
美容院と言えば清潔感やおしゃれ感、ラグジュアリー感などをイメージする方もいらっしゃるかもしれませんが、経営者側は癒やしの雰囲気を醸し出す必要性を強く認識している傾向があるようです。
これは美容院に入店すれば長時間にわたって過ごすことが多い点や、昨今の癒やしブームの影響もあると考えられますが、消費者にとっても美容院が心地よい空間となれば、来店するたびにワクワクしたり、リラックスできるというメリットを十分に感じさせることができ、「また来たい」というモチベーションを引き上げることにもつながってくると言えるのではないでしょうか。
美容院内の環境的な面で見てみると、データでは集客効果のある取り組みの中で「幼児・児童スペースの設置」が77・1%と高い数値を挙げています。
また、最近3年以内に実施した設備投資の中で費用対効果の高かった項目として、「駐車場の設置」が82・7%でトップでした。
小さい子供が居てなかなか外出もままならなかったり、車でなければ移動が難しいといった制約によって、これまで美容院にあまり足が向かなかった消費者の存在を考えた場合、これらのハード面が整備されることでより積極的に日常の中でも美容院を利用するという行動を起こしやすくなり、利用頻度にも影響を及ぼす可能性が出てきます。
美容院の利用頻度に対する消費者の意識をデータから見てきましたが、ここからは実際に美容院に通う際に、どれぐらいのインターバルをおいて行けば良いのか、美容師の提言している内容をもとに考えていきたいと思います。
美容院の利用目的別にまとめてみましたので、ニーズに合わせて参考にしてみてくださいね。
美容院を利用する人への意識調査の中でも、メインに利用するメニューとして挙げられるケースが多かったのがカット。
その中でも、肩より上にある短い髪をカットする際におすすめな利用頻度を取り上げてみましょう。
特に男性の方にもよく当てはまるケースになるでしょう。
髪の毛は1か月につき約1センチ伸びていると言われています。
肩よりも上の長さの髪をカットしながらスタイルを維持したい場合は、1か月に1回の頻度が良いとされています。
もっと間隔を開けるとしても、2か月に1回はカットした方が良いでしょう。
3か月以上経ってからカットをする場合、以前の髪型の原型は無くなってしまっていることを覚悟する必要があるかもしれないので、注意が必要です。
ケースによってはそれよりも早いスピードで原型崩れが起こる可能性もありますので、早めのカットによる調整を心がけるようにしましょう。
ショートカットの場合、頭の形をきれいに出すために入っている段の位置が下がってきたり、襟足が伸びてきたりするとヘアスタイルのバランスが崩れたり、目に見える髪の毛の量が増えたり、頭が大きく見えてしまったりと変化が出てきます。
そのようなサインが現れるようになったり、現れそうになったらカットして調整した方が良いでしょう。
特に髪の毛の短い髪型にしている男性の方などは、3週間~1か月ぐらいのスパンでカットすることがすすめられたりもしています。
●ボブ
ボブスタイルの場合は、スタイルに重さが出てきたり、長さによっては髪の毛が肩にあたってはねてしまったり、前髪が伸びてしまうなどの変化が出てきますので、そういったサインをヒントに、調整する時期を図るようにしましょう。
髪の毛は短ければ短いほどスタイルを維持することが難しくなりますので、長さが肩よりも下の部分にある髪の毛をカットする場合は、ある程度余裕を持ってインターバルをあけることが可能です。
それでも、スタイル維持を図りたい場合、2か月に1回の頻度でカットすることがすすめられています。
髪の長さがロングぐらいの余裕がある場合は、もっとカットの間隔をあけても大丈夫です。
半年に1回ぐらいのカットになる人もいるでしょう。
ただし、あまり長期間放置してしまうと毛先が傷みやすくなったり、髪の毛をクシでとかしにくくなったり、全体的に重たい印象のスタイルになったりしますので、3か月に1回の程度で美容院に行くペースが良い、という声もあります。
また、元々長さがあまり無かった髪を伸ばそうとして、その間長期間に渡って美容院に行かないという方もいらっしゃるようですが、知らず知らずのうちに髪が傷んで枝毛や切れ毛ができやすくなったりする可能性もあります。
枝毛や切れ毛のようなトラブルは日常のブラッシングやブローのような何気ない行為で発生することもあり、放っておくとダメージヘアにもつながりかねません。
ロングヘアを目指している場合でも、時々は美容院に足を運んでカットやトリートメントをしてもらう必要があると言えます。
美容院にカットだけでなく、カラーリング目的で通っている方の場合、1か月に1回ぐらいの頻度でカラーを繰り返すのが理想的とされます。
最低でも2か月に1回は調整した方が良いでしょう。
カラーリングされていない根元の髪も1か月あると伸びてきますし、反対に毛先の色は抜けたりするからです。
ただし、根元のみをカラーリングするリタッチの場合は、特に利用頻度の目安を設けず、利用客が気になった際に行うというペースで良しとしているサロンもあるようです。
カラーリングを繰り返している場合、間隔をあけてからカラーをすると色がきれいに染まらなくなったり、色落ちしやすくなると言われます。
ですので、きれいなカラーを持続させるためにはカラーリングのスパンも大切にはなってきます。
しかし、髪の毛のカラーの持ち度合いを決める要素はほかにもあります。
カラーリングする前の髪の色が明るい場合、カラーリング後の退色が早まると言われています。
ただし、新たにカラーリングする色が暗いトーンだった場合は、色が抜けにくくはなります。
暗いトーンでカラーリングする場合は色が抜けにくいということのほか、そもそも根元の髪の色との差がつきにくいため、カラーリングしてから時間が経ってからも根元との境目がばれにくいという利点もあります。
そのため一般的には、カラーリングを暗いトーンでした方が、次回の来店までの間隔をより長くあけることが可能となります。
カラーリングの中でも、白髪染めの場合はどのような頻度で利用するのが良いでしょうか。
白髪染めの場合でもやはり、1か月に1回程度の頻度で利用するべきと言われています。
ただし白髪の量によっては半月に1回とか、2か月に1回になったりと、スパンが多少変わってきたりします。
また、全体的に髪の色が暗いトーンだと、白髪ができると目立ちやすくなります。
ただし、気になるからと言ってあまり頻繁に染めてしまうと、髪の毛や頭皮にダメージを与えてしまうという懸念も生じます。
通常のヘアカラーではなかなか染まりにくい白髪に使われるカラーは特殊な種類のもので、キューティクルを剥がして髪の内部に浸透して白髪を染めています。
「白髪は自分で染めている」という方もいらっしゃいますが、染め方にムラが出るのを気にして白髪染めの量を多く使ってしまったりすると、ダメージを招くことにもなりかねません。
白髪染めの頻度が多いと頭皮が乾燥しやすく髪も細くなる、というリスクも指摘されています。
毎回毎回セルフでやるのでなく、ムラが出ず適量の染液を使ったカラーリングができる美容院も有効に活用して白髪染めを続けることをおすすめします。
美容院でも、頭皮に薬剤を付けずにカラーリングできるヘアマニキュアを使って白髪を染めるやり方があります。
白髪染めをした後に根元や生え際の白髪が気になったら、地肌にほとんど負担のかからないヘアマニキュアでカバーするという手段もあります。
パーマをかけている人の場合、スタイル維持を希望するなら2、3か月に1回は美容院に通って調整するようにしましょう。
2か月ほどでパーマのカールは美しい形で残りにくくなるとされています。
あるいは元々直毛の人の場合、1か月ぐらいでパーマの形がとれてしまうこともあるようです。
ただし、かかりたてのパーマスタイルをどんどんナチュラルな感じに緩くさせていくなど、あえて原型を崩していきたいという希望がある場合は、3か月以上の期間をあけても構いません。
あるいは、パーマはかけ直さずにカットをして、動きのあるスタイルにして調節するという手もあります。
縮毛矯正のできるストレートパーマをかけている場合は、通常のパーマを利用するケースとは異なってきます。
ストレートパーマをかける方は元々の髪の毛のくせが気になっているケースが多いと考えられますが、クセの特徴によってどれぐらいの頻度でストレートパーマをかければ良いのかといったポイントは違ってきます。
サラサラストレートの状態をキープしたい場合、根元の髪の毛のクセが気になってきたり、ヘアスタイル全体がまとまらなくなってきたりと、スタイル崩れのシグナルが見えてきた時点で美容院を利用した方が良いでしょう。
インターバルの期間としては、人それぞれと言えます。
美容院でカットやカラー、パーマをしてもらうついでにトリートメントも利用する…という方も多いのではないでしょうか。
トリートメントについてはこのようにメインのメニューを利用する際に一緒に施術してもらう方法もありますし、トリートメントメインで美容院を利用する場合は、シンプルに髪の傷みが気になった時に利用したり、次にカットやカラーの施術を受けるまでの中間ぐらいの時期で良い、との考えもあります。
実際には美容院で扱っているトリートメント用品の効果が持続する期間は種類によって違ってきます。
基本的には半月~1か月と言われますが、美容師にも問い合わせたり相談してみるのも良いでしょう。
さらに、トリートメントを受けた髪の状態や家でのヘアケアのし方によっても持続期間は変化する可能性がありますし、場合によってはヘアスタイルによってもなじみの良いトリートメントとそうでない種類が存在したりします。
元々髪のダメージが大きいと、トリートメントの効果も抜けやすくなりますので、丁寧なホームケアをして髪を労わることで、効果を長く続かせることができるようになるでしょう。
そして、今持っている髪の悩みやヘアスタイルに応じた効果が見込めるトリートメントを選ぶことはもちろん重要ですが、季節や気候に合わせてトリートメントの種類を考慮することも肝心です。
同じ人の髪でも、梅雨の時期は湿気を含んで広がりやすくなりますし、冬は乾燥が著しくなります。
このような季節や気候に合わせたトリートメントをチョイスすることを見落としていると、せっかくの効果があまり発揮されない可能性もあり、そうすると「トリートメントの効果が落ちた」と言ってすぐに再度美容院を訪れることにもなりかねません。
無駄に美容院でトリートメントを利用する頻度を上げてしまうかもしれませんので、気を付けましょう。
ここからは、さらに視点を変えて美容院の利用頻度に影響を及ぼしそうな外的要因を取り上げてみたいと思います。
髪や頭皮、ヘアスタイルへの影響を考慮した上で、好ましい頻度を先ほど挙げてみたところではありますが、実際には以下のような理由で利用頻度は変化、特に減少してしまうことが考えられます。
民間のマーケティング調査会社「ジャストリサーチサービス」が2013年に消費税の5%から8%へのアップを控えて実施した消費節約に関するデータによると、外食費などと同じく衣料・ファッション費、化粧品・美容費に関しては消費増税後は節約意識が高まる傾向が見られたそうです。
その中でも化粧品・美容における節約方法としては、美容院・床屋の利用に関わる回答が約6割とトップを示していました。
つまり、美容院や床屋を利用する頻度を下げることで節約を図るという意見が顕著に見られていたということになります。
一方でヘアカットやカラーリングを自分で行うという節約法が、約3割を示しています。
美容院に行けばスペシャリストによってヘアスタイルを整えたり、丁寧なケアを受けることができますが、当然それなりの費用がかかります。
このデータの例が示しているように、サロンに通う値段というのは、増税など何らかの理由で節約が必要になった場合、節約の矛先の一つにもなり得るということが言えます。
よって増税や不況などの社会的背景の影響を受けたり、あるいは個人的に経済的に困窮した場合にも、美容院に通う頻度がそれまでと比べて低くなることが大いに考えられますし、逆に経済的に豊かになれば美容院により頻繁に通う人も出てくるかもしれません。
特に、行きつけの美容院を決めるという主義の人に当てはまることですが、お気に入りで行きつけとしているサロンが自宅から遠かったりすると、それほど頻繁には通いにくくなるという状況が考えられます。
例えば、春雪の時期の「爆買い」と呼ばれるような外国人観光客による日本製品などに対する積極的な購買現象について、昨今では物を買うというよりは、日本を訪れて魅力的な体験をしたり、さまざまなサービスを受けるためにお金を使うという傾向にシフトしていることが指摘されています。
その中には、外国人が日本を訪れて美容院に行き、洗練された日本のカットやカラーリングなどの技術を受けておしゃれを楽しむ、といった行動も含まれてきます。
しかし、そうして日本にお気に入りの美容院を見つけても、いかに経済的に余裕のある外国人であっても、定期的に通うことはできてもしょっちゅう利用するというほど頻繁に訪れるのは難しくなります。
海外居住者という極端な例を挙げてみましたが、同じ日本に住んでいたとしても、通う美容室が1か所に固定化されていて、かつ遠方にあったりした場合、やはり美容院に行く頻度は下がりやすくなってしまうでしょう。
先に挙げた日本政策金融公庫のデータの中で、美容店を利用する際に重視する点として利用しやすい場所にあることがトップとなっていたり、美容店を利用するきっかけに自宅・職場・学校から近いことが同じくトップとなっている点からも、そもそも遠方にある店舗に通うこと自体がレアケースであることがわかります。
さらに遠方の店舗を行きつけにしているというのはよほど当人のニーズを大いに充足してくれたり、高い満足度を与えるキャパシティーのある店であるということがうかがえます。
そのようなポテンシャルの高い、あるいは相性の良いお店に出会えた場合、遠方であるが故に利用頻度が下がったとしても通い続けるという現象も出てくることが推測されます。
美容院の利用頻度について、さまざまな側面から掘り下げてみましたが、改めて自身の利用頻度について見直したり、参考にするきっかけなどとして生かしていただけると幸いです。
特にパーマやカラーを繰り返すと、頭皮や髪の毛へのダメージが大きくなる可能性があるため、そのようなダメージ具合をチェックしたり、髪の毛や頭皮の健康状態をメンテナンスするためにも、ある程度定期的に美容院に足を運ぶ方がベターと言えるでしょう。
特に行きつけの店舗がある人の場合、美容師さんとも「次回はいつごろに来店すれば良いのか」という点を相談しながら実行していくという手もおすすめです。
いずれにしても美容院に行くことは、美容や癒やし、リフレッシュに関わる有益な情報を得る機会でもあります。
直接カットやカラーリング、ヘッドスパなどの施術を受けるだけでなく、自身の頭皮や毛髪の状態を美容師にチェックしてもらうことで、無理な生活習慣を取り入れ続けていないかどうか、ストレスやダメージを受けやすい環境に置かれていないかどうか、といった点について把握することができます。
そして、そのような現状を踏まえた上で、「自宅では頭皮や髪のためにどのようなケアをするのが良いのか」という的確なアドバイスを得ることも可能となります。
美容院に行く日を自身のケアや美容に対するブラッシュアップの機会として最大限生かせるように、髪の毛の状態や金銭的な面などさまざまな視点を考慮しながらも、ベストなタイミングを選ぶように意識してみられるのもいかがでしょうか。
身だしなみをととのえたり、流行のファッションをとり入れたり、あるいは自分のイメージをつくり出したり、リフレッシュやリラクゼーションの時間を設けるために、美容院に行く日を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
でも、美容院を利用する際には、そのインターバルをどれぐらい開けるものなのでしょうか。
「人それぞれ」とも言えますが、果たして実態はどうなっているのか、美容院の利用頻度に関するデータをもとに明らかにしてみましょう。
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