美容コラム
小顔矯正ってどんな方法?本当に小顔になるの?
大きい顔は生まれつきだから…と、諦めているあなた!諦めるのはまだ早いです。
それは、小顔矯正を受けることにより、理想の小顔を手に入れることが不可能ではないからです。
今回は、小顔矯正の種類や効果についてお伝えします。
小顔ブームが起こって以来、小顔矯正を謳うサロンや整体院などが増えてきました。
そして、そのようなサロンや整体院などでは、「頭蓋骨の骨格矯正することによって小顔が実現します」というような謳い文句で集客しているのが現状です。
では、小顔矯正とは医学的な根拠に基づいた施術なのでしょうか? 結論からお話ししますと、医療機関では小顔矯正という治療は行っておらず、小顔矯正の多くは医療機関とは異なるサロンで行われていることがわかりました。
それでは、サロンで謳われている小顔矯正のウソ、ホントからご紹介していきましょう。
頭がい骨矯正、小顔矯正、小顔整形など、小顔になれるというニュアンスを漂わせる施術はいくつも存在していますが、その中には医学的な根拠がまったくない施術も含まれていますので、小顔矯正をお望みの方は、悪徳な施術者に騙されないように注意しなくてはなりません。
骨盤矯正や歯列矯正、視力矯正などは、医学的根拠や整体理論に基づいて行われていますので、ウソもホントもなく、きちんとした結果を得ることができるでしょう。
ですが、同じ”矯正”という文語が含まれていても、小顔矯正という施術は実際には確立されていません。
ただし、施術内容によっては一時的であるにせよ、本当に小顔効果を得ることができる種類もあります。
では、小顔矯正のなにがウソで、なにがホントなのでしょうか?
これはウソです。
美容外科クリニックの有名なドクターもお話しされていますが、人体の頭がい骨は成長とともに固まり、成人以降になって開いたり閉じたりすることは絶対にありません。
小顔矯正を謳っているサロンでは、頭蓋骨の隙間の縫合線を手技で縮めることによって小顔を実現できると謳っていますが、医師の見解をきちんと確認した結果、そのように事実はないということが判明しました。
このようなサロンの理論は各メディアでも取り上げられ、一部のサロンは行政処分を受けています。
こうして行政処分を受けたサロンが存在しているのにも関わらず、依然として頭がい骨を矯正できると主張するサロンはあとを絶ちません。
もしも、 「頭がい骨を小さくして小顔を実現」 「頭がい骨の縫合線を縮める」 「手技で骨格矯正できる」 「モデルや芸能人が通う」 といったような広告を見かけたら、ひとまず疑ってかかり、そのようなサロンでは施術を受けないように注意しましょう。
もちろん、これもウソです。
力任せに骨を押せば、骨格が引っ込むどころか下手をすれば骨折する可能性もあります。
これに対する医学的な根拠も、どこを探しても見つかりませんので、くれぐれもこのようなありもしない効果を謳っているサロンや整体院には注意しましょう。
また、万が一医学的な根拠がない施術を受けてしまった場合には、吐き気やおう吐、喘息、頭痛、めまいやふらつき、顔の変形などの症状が現れることが考えられます。
このような症状が現れた場合には、直ちに国民生活センターまたは弁護士事務所に相談し、しかるべき処置をとりましょう。
頬やエラ部分の筋肉が必要以上に緊張すると、いわゆる”エラ張り”の正体が起こり、必要以上に顔が大きくこわばって見えてしまうことがあります。
そして、手技によってこわばりをほぐすと、一時的ではありますが、顔が小さく見えるようになることがあります。
ただし、これはあくまでも一時的な効果でしかありませんので、根本的な小顔矯正ではありません。
リンパ管は身体のいたるところに存在し、内部流れるリンパ液の流れが悪くなるとむくみが起こります。
リンパには代謝された脂肪や水分が含まれていますので、流れが悪くなってしまうとそれらが対外へ排出されるスピードが遅れることになり、結果としてむくみが起こります。
そして、手技でリンパマッサージを行うことがリンパの流れの改善につながり、むくみ改善効果を期待することができます。
ただし、この方法も一時的な効果しか期待することができませんので、根本的な小顔矯正とは切り離して考えておく必要があるでしょう。
最近では、小顔矯正という言葉自体使用するサロンや整体院が少なくなってはいますが、依然として、小顔矯正を謳い文句に掲げて営業を続けている店舗もあります。
上記では、手技で頭がい骨や顔の骨を矯正することはできないというお話をしましたが、それならば、小顔になる方法はどこにもないのでしょうか? いいえ、小顔を目指すことができる方法は実際に存在し、それは美容外科クリニックなどの医療機関で受けることができます。
以下では、小顔矯正で得ることができる効果と施術(治療)方法をご紹介して行きますが、 その前に、なぜ顔が大きくなるのか、または大きく見えてしまうのか考えてみることにしましょう。
●肥満
体中に脂肪がつくと、当然のことながら顔にも脂肪がつきます。
肥満は病気治療薬の副作用で起こることもありますが、大抵は運動不足と暴飲暴食によって起こります。
運動不足や暴飲暴食に心当たりがある方は、小顔矯正を考える前に、まずは食生活を含めた生活習慣を見直す必要があります。
小顔矯正を行って小顔づくりに成功したとしても、運動不足や暴飲暴食の生活習慣を改善しないままでは、すぐに元の状態に戻ることが考えられます。
また、運動とダイエットで痩せてみたら思っていた以上に顔が小さくなったという話はよくあることですので、肥満で顔に脂肪がついているのであれば、まずは身体全体についている脂肪を落とす努力を行ってみましょう。
●むくみ
立ち仕事やデスクワークの方に多く見られるのが下半身のむくみですが、顔にむくみが現れているのであれば、以下の原因が考えられます。
まず挙げられるのは、塩分の過剰摂取です。
食品から塩分を過剰に摂取すると、血中の塩分濃度が高くなり、それを薄めるために水分を欲するようになります。
これによって体内に水分が蓄積されると、まぶたや頬に目立ったむくみが現れることがあります。
塩分の過剰摂取は、高血圧などの原因にもなりますので、心当たりがある方はなるべく塩分控えめの食事を心がけてみましょう。
顔の筋肉が衰えて運動量が減ると、自然に顔全体がたるむだけではなく、顔に脂肪がつきやすくなります。
身体全体はそれほど脂肪がついているわけではないのに、なぜか顔の脂肪が増えた気がする…という方は、筋肉の衰えが顔の大きさに影響を与えている可能性が濃厚でしょう。
ストレスなどによって常に筋肉が委縮している状態が続くと、その緊張によってリンパ管が圧迫を受け、むくみが現れることがあります。
また、歯を食いしばる癖があったり、寝ている間に歯ぎしりが起こったりすると、これによって筋肉が緊張し、エラが大きく目立ってくることがあります。
●冷え症
意外かもしれませんが、冷え症が大きな顔を作り出すこともあります。
筋肉が緊張するとリンパ管が圧迫されますが冷え症によって血流が滞ると、やはりリンパが圧迫されてむくみが起こることがあります。
冷え症はなるべく早い段階で改善しておかないと、むくみだけではなく、肌老化や抜け毛の原因にもなります。
背中を丸めた姿勢、いわゆる猫背が習慣になると、自然に重心が前方へ傾いて顔に水分が溜まりやすくなるだけではなく、骨盤の歪みの原因にもなります。
そして、骨盤が歪んでしまうと内臓が正しい位置に治まることができなくなり、内臓の冷えから皮下脂肪が蓄積されやすくなることもあります。
さらに、頭痛や肩こり、眼精疲労も起こりやすくなりますので、姿勢が悪い方はなるべく姿勢を正す癖をつける必要があります。
●噛み癖
左右のどちらか一方で食品を噛む癖のある方は、食品を噛まない側の表情筋が衰え、たるんでしまうことがあります。
その特徴としては、明らかに左右のバランスに崩れが生じるという点にあります。
左右のどちらかの頬がたるんでいるという方は、ご自身の噛み癖をよく確認し、左右のどちらかだけで食品を噛む癖がある場合には、いち早くその癖を治す必要があります。
骨格は遺伝によって決定されることがあり、顔の骨格が大きい遺伝子を受け継いだ場合には、特に肥満などの問題がなくても顔が大きくなることがあります。
額を出したポニーテールやお団子ヘアは、もともと小顔の方の場合では小顔を強調することができるヘアスタイルですが、標準~やや顔が大きめの方がこのヘアスタイルにすると、顔の大きさを強調してしまう可能性が高まります。
また、ロングのストレートヘアやロングで毛先にボリュームカールを加えたヘアスタイルも、頬から下の輪郭を強調することがあり、顔が大きく見えます。
顔の大きさをカバーするのであれば、ショートの方はトップにややボリュームを持たせたショートボブ、ロングであれば全体的にゆるふわカールを取り入れたヘアスタイルにしてみると良いでしょう。
メイクの方法が顔の大きさを強調していることがあります。
顔の大きさをカバーするのであればシェーディングを覚え、立体メイクにチャレンジしてみましょう。
そして、ふんわりとぼかしたチークは確かに可愛いですが、円形に入れてしまうと丸い顔を強調することになります。
そして、意外と盲点なのが眉毛です。
眉毛は、細すぎたり短い横幅にカットしすぎると、目と眉毛の間と眉尻からこめかみ部部分の余白が広くなり、顔を大きく見せてしまいます。
このように、メイクで必要以上に大きい顔を強調してしまうことがありますので、これらに該当する方はメイクの見直しを行ってみましょう。
小顔矯正という呼び名は適切ではないかもしれませんが、小顔を目指すことができる施術は確かに存在しています。
では、美容外科クリニックや整体院で受けることができる小顔矯正では、どのような効果を得ることができるのでしょうか? 小顔矯正についての効果をまとめてみましょう。
美容外科クリニックには、顔の気になる部分の部分痩せ治療が用意されています。
この治療は何種類かに分類されており、皮膚を切開する方法またはしない方法があります。
これらの治療はご自身で選択することもできますが、医師の診断によって決定されることもあります。
頬には数種類の表情筋が存在し、これらの筋肉によって頬のラインが支えられています。
頬の筋肉は、健康な状態であればピンと張った状態であるため、頬にたるみが生じることはありません。
ところが、筋力の低下が起こると途端に頬が垂れ下がり、必要以上に顔が大きく見えたり、ブルドッグラインやマリオネットラインができたりします。
美容外科では、頬を強制的に引っ張り上げてたるみ改善し、小顔を作る治療が用意されています。
輪郭がぼやけていると、それだけで顔が大きく見えてしまうことがあります。
ですが、治療によって輪郭を整えれば、驚くほどの小顔効果を期待することができます。
顔全体はそれほど大きくなくても、エラが張っているとそれだけで大きな顔に見えてしまうことがあります。
美容外科クリニックでは、2種類の方法でエラ張りを改善することができます。
小顔を作り出すための施術は様々ですが、上記でご紹介した頭がい骨矯正や顔の骨格矯正は事故のリスクも考えられますので、施術は控えておきましょう。
それでは、そのようなリスクを伴う施術と、医学的な根拠に基づいた施術をご紹介していきましょう。
美容大国・韓国発の小顔矯正です。
これこそがまさに、頭がい骨や顔の骨を手技で矯正して小顔を作り出すという方法ですが、ドクターの見解が掲載されているサイトを調べ回ってみても、この小顔矯正の効果を認めるドクターは一人も見当たりません。
それどころか、美容医療で引き締まった小顔にする治療であっても、手技だけで骨に手をつけることはないと断言するドクターもいます。
手技で小顔矯正ができると聞くと、器械やメスを使用しない分安全性が高いのでは?と考えてしまいがちですが、そこに医学的な根拠が存在していない以上、このような小顔矯正の効果を安易に鵜呑みにしてしまっては危険です。
このような小顔矯正の施術に於いては、実際に事故が起こっていますが、そのほとんどが泣き寝入りのようです。
大切な顔が崩れたのに泣き寝入りって…。
悔やんでも悔やみきれないですよね。
ということで、この施術は受けないことをおすすめします。
では、美容外科クリニックではどのような方法で小顔矯正を行うことができるのでしょうか?美容外科クリニックでは小顔矯正という言葉は使用せず、小顔治療と呼ばれていることが多いようです。
脂肪溶解成分を、脂肪が気になる部分に注射することによって脂肪分解酵素を人工的に産生させて、脂肪を体外に排出させる治療です。
この注射に使用される成分は安全性が高いとされ、副作用の心配はほぼありません。
この治療は、顔だけではなく身体全体に対して行うことができ、しかもメスを使用せず注射1本で終了というお手軽さから、非常に人気が高い治療となっています。
ただし、脂肪のつき具合によっては1回の治療では効果を実感できないことがあり、この場合では2週間に1回ペースを目途に、数回行わなくてはならなくなることもあります。
頬や二重あごなど、部分的な脂肪による顔の大きさが気になるのであれば、この治療を検討してみると良いでしょう。
注射を行った当日には、注射針の痛みが若干残りますが、この痛みは翌日にはほとんど消えます。
このようにダウンタイムの心配がない治療ですので、時間的な余裕がない方にもおすすめできるでしょう。
メソセラピーとよく似ていますが、この注射には引き締め成分が配合されており、なおかつ週1回のペースで治療を受けることができるという特徴があります。
なるべく短期間で顔の脂肪を減らして小顔を目指したいのであれば、メソセラピーよりもおすすめできるでしょう。
この治療もまた、ダウンタイムはほとんどありませんので、時間的な余裕がない方や痛みに弱い方に適しているといえるでしょう。
顔の無駄な脂肪をカニューレ(脂肪吸引器)で吸引する方法で、その場で顔の脂肪を取り除くことができるというメリットがあります。
この治療では、好きなだけ顔の脂肪を取り除くことができるというメリットもありますが、その反面、万が一脂肪を取り過ぎてしまった場合では、身体の他の部分から脂肪を吸引し、脂肪を取り過ぎてしまった部分に注入しなければならなくなります。
また、メスで皮膚を切開しますので、傷跡が残る可能性があるというデメリットもあり、1~2週間程度のダウンタイムもあります。
さらに、失敗例がないわけではありませんので、仕上がり具合は医師の腕次第といったところでしょうか。
このように、この治療にはメリットもデメリットもありますので、治療の内容をきちんと理解した上で、慎重に検討する必要があります。
超音波の力を借りて脂肪を分解させる治療です。
一見するとキャビテーションと非常によく似ていますが、キャビテーションのエネルギーが広範囲に拡散するのに対し、ハイフは対象となる脂肪に超音波を集中的に集めることにより、キャビテーションよりも効率的に脂肪を分解する効果に優れています。
ハイフにはさまざまな機種がありますが、どの機種も、顔痩せだけではなくたるみやシワの改善効果も期待することができます。
小顔矯正効果だけではなく、エイジングケアも同時に行いたいという方におすすめできる治療です。
メスを使用せず、治療後に痛みが残ることもありませんので、ダウンタイムはありません。
ただし、この治療は1回では効果が現れにくいことがありますので、この場合では週1回ペースを目安とした複数回の治療が必要になります。
レーザーを照射して、気になるお肌のたるみを改善することができる治療です。
レーザーには、皮下のコラーゲン増殖効果を見込むことができると考えられていますので、年齢によるコラーゲンの減少でお肌がたるんだ方におすすめです。
この治療もまた、1回ではっきりとした効果を得ることが難しいと考えられていますので、2週間に1回ペースを目安として、複数回の治療が必要になることがあります。
そして気になるのがダウンタイムですが、レーザー照射直後から数日間は、お肌が熱を持ったり赤みを帯びたりすることがありますので、1週間程度のダウンタイムは考えておいたほうが良いでしょう。
また、治療直後には紫外線を浴びない、熱いお湯で顔を洗わないなどの細かい注意点がありますので、詳細についてはカウンセリングで確認してみてください。
細い菌の糸を真皮層に格子状に埋め込む治療です。
この治療は古代エジプトの時代にすでに行われていたといわれ、金の糸を埋め込むことによって線維芽細胞が刺激され、コラーゲンやエラスチンなどの生成効果を狙うことができます。
この治療では脂肪を減らすことができませんが、美容成分の生成によって真皮層が若返れば、自然なリフトアップ効果を期待できるでしょう。
ただし、金の糸を埋め込むという治療内容の性質上、金属アレルギーをお持ちの方は受けることができません。
治療後には数日間の腫れが続きますので、1~2週間程度のダウンタイムが必要になると考えてくと良いでしょう。
筋肉の緊張によって起こったエラ張り状態を改善することができる治療です。
この治療は、ボツリヌストキシンという筋弛緩作用を持つ成分を、注射器でエラ部分に注入する方法ですので、短時間で治療が終了、ダウンタイムがほとんどないというメリットがあります。
この治療は、治療後すぐに効果を実感できるものではなく、治療後2~3日程度で効果が現れてきます。
メスを使用しない安全性が高い治療ではありますが、効果の持続期間は短く、数カ月から1年程度で元の状態に戻ります。
大きすぎるエラやあご部分の骨を手術で削る治療です。
この治療は、ご希望通りのエラやあごのラインを手に入れることができるというメリットがありますが、比較的大がかりな手術となりますので、手術後1カ月程度のダウンタイムをみておく必要があります。
また、回復後にはエラや顎を削った部分の皮膚にたるみが生じることがありますので、このようなときには皮膚切除手術が必要になることもあります。
この治療は脂肪吸引手術と同時に受けることが可能ですが、どちらもリスク伴う治療ですので、慎重に検討する必要があるでしょう。
頬の深い部分にある脂肪層をバッカルファットといい、これを切除することによって小顔効果を得ることができる治療です。
この治療は、口内の皮膚をわずかに切開して行われますので、表皮に傷跡が残る心配がありません。
この治療は頬の脂肪をとにかく減らしたいという方におすすめでき、小顔矯正効果も期待することができます。
ただし、口内をメスで切開するという治療の性質上、治療後数日間は流動食以外の食品を口にすることができないというデメリットがあります。
上記でもご紹介していますが、むくみを素早く取って小顔矯正効果を狙うことができる施術です。
エステによっては顔痩せマッサージや造顔マッサージと呼ばれていることもありますが、基本的にはどれもリンパを流すマッサージだと捉えておくと良いでしょう。
リンパマッサージを受けると、確かに施術から1~3日程度は効果が持続しますが、その後は元の状態に戻ります。
それは、リンパマッサージには根本的に顔痩せ効果を期待することができないからです。
これは、どうにもこうにも顔のむくみが気になるというときにはおすすめできる施術ですが、小顔矯正効果はないと考えておく必要があります。
意外と見落としがちな部分ですが、歯のかみ合わせが悪いことによって筋肉運動にアンバランスさが生じ、顔が大きく見えてしまうことがあります。
この状態はマウスピース装着などで改善することができますが、場合によってはセラミック治療となることもあります。
また、奥歯を抜くとその部分の骨が退化して小顔効果を得ることができますが、この治療を行えるかどうかし医師の見解に委ねなければならず、口内の状態によっては治療を受けることができない場合もあります。
そして、注意して頂きたいのは、このような治療は一般的な歯科では行っていないことがあるということです。
このような美容を目的とした歯科治療は審美歯科となり、保険適用外になります。
歯科治療で小顔矯正効果を狙いたいという方は、この部分も踏まえた上で審美歯科でカウンセリングを受けてみると良いでしょう。
美容外科や審美歯科の治療はどれも自由診療扱いとなりますので、費用が高額というデメリットがあります。
ですが、医学的根拠に基づいた治療という部分を考えるのであれば、そうでない施術よりも安全性が高いというメリットがあります。
これらの小顔治療にご興味をお持ちなのであれば、まずはカウンセリングを受けてみて、効果やリスクについて医師から詳しい説明を受けてみると良いでしょう。
結局のところ、きちんと小顔矯正を行うのであれば、美容外科クリニックまたは審美歯科で、医学的根拠に基づいた治療を受けるしかないということがわかりましたね。
ですが、ご自身で小顔を目指す努力を行ってみるということも大切です。
では、それにはどのような方法があるのでしょうか?
小顔を目指すためにできるマッサージはいくらでもありますので、高額な費用がかかる治療はちょっと…という方は、ぜひ、以下のエクササイズを実践してみてください。
●耳ヨガ
耳ヨガという言葉、あまり気なれないという方は多いのではないでしょうか。
実は、耳にはたくさんのツボがあり、耳ヨガと呼ばれる方法で耳を刺激することが小顔作りに役立つと考えられています。
耳ヨガの方法はとても簡単ですので、以下の手順で実践してみてください。
1.温めた手を耳に当てて、耳を温めます。
2.耳の上部を指でつまみ、揉みほぐすようにマッサージします。
3.耳の中央部分を指でつまみ、揉みほぐすようにマッサージします。
4.耳たぶを指でつまみ、揉みほぐすようにマッサージします。
耳ヨガにはむくみ改善効果のほか、お肌のリフトアップ効果や冷え症改善効果、眼精疲労回復効果などを期待することができるといわれています。
このエクササイズは1回1~2分程度で実践することができますので、1日の中で数回行ってみると良いでしょう。
有名な小顔エクササイズです。
1.口の中で時計回りに舌を10回程度回す
2.反対回りも行う
このエクササイズは基本的には口を閉じた状態で行いますが、口を開いた状態で行っても可です。
実践してみるとわかりますが、このエクササイズは舌を回すだけというお手軽さなのに、1セット行っただけで頬の筋肉が刺激を受けていることがわかります。
このエクササイズは比較的短期間で効果が現れてくるといわれていますので、ぜひ、毎日実践してみてください。
これほど簡単なエクササイズはありません。
背筋を伸ばして椅子に腰かけ、「ウー、イー」という口の形をゆっくり何回も繰り返してください。
10回も行うと、頬の筋肉がかなり運動したことがわかります。
また、このエクササイズの応用編には「ア、イ、ウ、エ、オ」エクササイズがありますので、こちらも同様に行ってみましょう。
このエクササイズは、頬だけではなくした顎の筋肉の鍛錬にも役立ちますので、コツコツと行うことが小顔作りや役立つでしょう。
1.舌を限界だと感じるまで前に突き出します。
2.舌先を鼻先に向けたら15秒間キープします。
これが1セットで、1日3セットを目安として行ってみましょう。
実践中にはちょっと面白い顔になりますので、人目を避けて実践してみてくださいね。
カッサを使用したマッサージは中国が発祥とされ、現在では世界中の女性たちから愛されるまでになりました。
このマッサージは血行が良くなっている入浴中やお風呂上がりに行うと良いでしょう。
用意するものはカッサとマッサージクリームまたはオイルです。
1.鎖骨のくぼみ部分を、内側から外側へ4~5回撫でます。
2.こめかみから耳の後ろまで5回程度撫で、耳の後ろのくぼみを押します。
3.下あごの中心部分から耳の後ろまで5回程度撫で、耳の後ろのくぼみを押します。
4.1.の動作を行います。
ここまではカッサを使って行うことができますが、指でもOKです。
カッサを使用するのであれば、長い部分を使ってください。
5.眉間から額の生え際までをカッサの先端部分で螺旋を描くようにマッサージします。
6.額全体のマッサージが終わったら、小鼻の横からこめかみに向けて螺旋を描くようにマッサージします。
7.口角部分から外側に向けてマッサージします。
カッサマッサージは、内側から外側に向けて行うのが基本です。
また、使用するカッサの種類は問いませんが、メノウやヒスイなどの天然石で作られている製品だと滑りが良くて使いやすいですよ。
これらのカッサは少々お値段が張るかもしれませんが、長く使い続けることができますので、マッサージを続けて行うことを考えるのであれば十分に元は取れます。
東洋医学でお馴染のツボ押しは、小顔作りにも役立ちます。
顔の側面、エラ部分の少しくぼみがあるのが頬車というツボです。
わかりにくければ、ぐっと奥歯を噛みしめてみてください。
このときに硬く盛り上がる部分が頬車です。
このツボの内側の部分には咬筋(こうきん)という筋肉がありますが、この部分が緊張状態になるとエラ張りが起こりやすくなります。
頬車には咬筋の緊張を和らげる働きがありますので、筋肉の緊張によるエラ張りが気になる方は、1日数回押してみると良いでしょう。
また、このツボは水分代謝を促すといわれていますので、顔のむくみや二重あごの改善にも役立つでしょう。
押し方はとても簡単、左右の頬車を人差し指で5秒間押し、ゆっくりと指を離すという動作を5回程度行えばOKです。
下あごの裏側のくぼみ部分にあるツボです。
このツボは二重あごの改善や首のたるみの改善に役立ちます。
このツボは頬車と同時に押すと良いとされていますので、片方の手で頬車、反対側の手で上廉泉を押してみると良いでしょう。
下あごのくぼみ部分より若干下にあるツボです。
このツボは顔全体のむくみを改善する効果を期待できますが、特に目の周囲や首のむくみに効果を発揮するといわれてます。
さらに、このツボはニキビ・吹き出物の予防や改善に役立つといわれていますので、お肌の調子を整えたいという方にもおすすめです。
耳の穴からそのまま指を法側に滑らせた場所にあるツボです。
口を開いて骨が盛り上がる部分にありますので、比較的見つけやすいでしょう。
このツボは、顔全体の新陳代謝の向上や血行不良の改善効果を期待することができますので、むくみの予防や改善に役立ちます。
さらに、ほうれい線の改善効果も期待することができますので、エイジングケアを意識して行っている方にもおすすめです。
口角の真横から水平に1㎝外側にあるツボで、表情筋の緊張の緩和やむくみの改善効果を期待することができます。
また、食欲抑制効果も期待することができますので、ダイエットを実践しつつ小顔を目指したいという方には、ぜひ押していただきたいツボです。
さらに、お腹の調子を整える効果も期待できるとされていますので、便秘がちな方にもおすすめできるツボでしょう。
これらが小顔矯正に役立つツボです。
ツボ押しには即効性歩求めることができませんので、毎日コツコツと続けなくてはなりません。
ですが、ツボ押しにはいつでもどこでも、時間や場所を選ばずに自由に行えるというメリットや、お金が1円もかからないというメリットがあります。
美容外科やエステで治療や施術を受けるというのも小顔矯正の手段ではありますが、まずはご自身でお手軽に実践できる方法を試してみるというのもひとつの手段です。
エステや整体院の小顔矯正という言葉からは、それを受けてしまいさえすれば即座に小顔になれるという印象を受けます。
ですが、その効果についての医学的な根拠は立証されていませんので、安易に施術を受けるのは危険です。
そのような施術を受けるのであれば、少々高額な費用が必要であっても、美容外科や審美歯科で治療を受けることが賢明な選択であると捉えることができます。
ですが、これらの治療の中には大掛かりな手術が必要になる種類もありますので、治療を希望するのであれば、効果だけではなくリスクの不分にも目を向けて慎重に検討する必要があるでしょう。