どこをダイエットしたいかアンケートを取った時に、「太股」と答える方が多いのではないでしょうか。
しかし、ほっそり綺麗な太股を作るのは難しいともいわれています。
テニスやサッカー、バレーボールなどをやっている方は、太股に筋肉が付いて太くなりがちです。
しかし、一旦スポーツから離れ、トレーニングを怠ったままでいると、今度は脂肪がつき、ますます太股が太くなってしまう方もいらっしゃいます。
運動をした方が細くなれるのか、それとも脂肪吸引した方がいいのか、ご紹介します。
プロアスリートの太股が太い理由は「速筋」という筋肉が鍛えられているためです。
瞬発的に使う筋肉のことで、テニスやバレーボールの選手は速筋が鍛えられていますが、普段あまりスポーツをやらない方で速筋が付いている方はほとんどいません。
太股が固くて太い、筋肉質だからなかなか細くならない、というのは間違った認識です。
どんなに固くても太股は霜降り状に脂肪が付いているため、太い理由はやはり「脂肪」です。
もちろん、固い太股には筋肉も付いているので、その筋肉はキープしながら脂肪だけを落とさなければ細くはなりません。
太股の脂肪を落とすには、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を継続することが効果的です。
長距離ランナーやフィギアスケート選手の太股が細く引き締まっているのは、日頃から有酸素運動をおこなっているからです。
有酸素運動を続けることで、「遅筋」が鍛えられ、この遅筋を鍛えることで太股が細くなります。
特に女性に多いのですが、むくみやすい方は、むくみを取るだけでかなりスッキリします。
方法としてはマッサージが一番有効的です。
毎晩寝る前に片太股10分程度時間を掛けておこなうと効果的です。
両手で包むように膝から足の付け根に向かって押し流すようにマッサージしてください。
余分な水分や老廃物を流すマッサージなので、ボディクリームなどを使って滑りやすくするとなお効果的です。
また、筋肉を付けて更に太股を細くしたいという方にはスクワットがおすすめです。
スクワットはハードな運動なので最初は10回程度を目標に、そして毎日続けることが大切です。
マッサージとスクワットを合わせることで効果的に細くなりますが、むくみを取ってくれる食物をあわせることで更に効果があらわれます。
アボガドやメロンに含まれるカリウムがむくみを取る効果があり、カリウムにはむくみの原因であるナトリウムを細胞外へ排出してくれる作用あります。
朝や寝る前、または塩分を摂り過ぎてしまった時に食べるとより効果的です。
バナナやアボカドは季節を問わずスーパーなどで売っているで、手軽に食べれます。
また、カリウム入りのサプリメントもあるので、そちらも効果が期待できそうです。
運動やマッサージをしても、脂肪量が多くなかなか細くならないという方もいらっしゃいますが、太股は脂肪吸引後、ほとんどの方が細さを実感できます。
しかし、他の部位と同じくダウンタイムもあり、脂肪が多い分長引く方もいらっしゃいます。
また、太股は広範囲な分、内出血跡が消えづらい方もいらっしゃいます。
圧迫固定をしっかりし、クリニックでもアフターケアをしっかりしてもらうことが大切です。
太股の脂肪吸引に掛かる費用もクリニック、施術法によって大差がありますが、平均的にみると超音波を使った施術で100万円前後、その他の脂肪吸引機械、クリニック独自の施術法だと50~60万円が平均となります。
太股は脂肪の範囲が広い分、少し費用は高くなります。
他にも検診料や麻酔代、アフターケアに費用がかかります。
割引等をしているクリニックもありますので、費用については必ず事前に確認するようにしましょう。
太もも全体を脂肪吸引した場合は広範囲のため痛みが強くでることがあります。
施術後の2、3日間は自宅で安静にするようにしましょう。
個人差はありますが、4、5日で日常生活ができるまで落ち着きますが、痛みや腫れの影響であまり動けなかったり、ゆっくり動くようになります。
休みがとれる方は余裕を見て1週間は休めるようにした方がいいです。
1カ月ほどたてば細さを感じてきますが太股が硬く、突っ張ったような違和感が出てくる可能性もあります。
大体3カ月もたてばかなりなじみ、ほっそりとした太股になります。
太股を細くするには、まず有酸素運動とマッサージが大切です。
しかし、毎日継続してもある程度までしか細くならない、という方もいらっしゃいます。
続けても理想の細さにならない方は、脂肪吸引を受けてみてはいかがでしょうか。
太股の脂肪吸引は、ふくらはぎや顔などに比べると効果が出やすく、ダウンタイムの期間も顔などに比べたら比較的短いです。
太股が細くなればジーンズやスキニ―など、オシャレの範囲も広がります。
太股の太さに悩んでいる方は、まずはクリニックのカウンセリングを受けて、話を聞いてみてはいかがでしょうか。