よく、「脂肪を落として筋肉にしたい」「筋肉が落ちて脂肪になった」という話を耳にしますが、本当に脂肪が筋肉になったり、筋肉が脂肪になったりするのでしょうか。

今回は、脂肪と筋肉の関係やその違い、脂肪への効果的なアプローチ方法などについてご紹介します。

これからダイエットをしようと考えている人はぜひ参考にしてみてください。

参考：脂肪吸引にかかる値段っていくら？

一般的に筋肉の方が脂肪よりも重いと言われており、見た目が同じでも筋肉量によって体重が左右されます。

つまり、体重だけで脂肪があるなしを判断しないようにしましょう。

それではどうやって、脂肪量を判断すればよいのでしょうか。

体脂肪計に乗り筋肉量や体脂肪率を測るのが手間もなくすぐに脂肪率を知ることができます。

同じ重さの脂肪と脂肪以外の除脂肪組織（主に筋肉と骨）の体積は異なります。

脂肪は0.9g/ml、除脂肪は1.1g/mlと脂肪の方が0.2ほど除脂肪組織よりも大きくなっています。

この割合を考えると、筋肉の方が多い男性はシャープで引き締まった体をしていますが、一方脂肪の方が多い女性は丸く柔らかい体型をしています。

ダイエットや有酸素運動をおこなって、脂肪を筋肉に変えたいと考えている人が多いですが、そのような事は可能なのでしょうか。

また元々運動をしていた人が、運動をやめるとその筋肉が脂肪に変わったということを耳にしますが、実際にそのようなことがあるのでしょうか。

結論から言うと、筋肉が直接脂肪に変わることはあり得ません。

筋肉と脂肪を主に形成している成分は、「タンパク質」と「脂質」と、そもそも違う素材で作られています。

わかりやすく言うと、私たちがよく食べる牛肉の赤身も脂身（脂肪）に変わることなんて無いですよね。

それと同じなのです。

筋肉は、筋繊維という繊維が集まって束を作ることによって１つの筋肉に形になっています。

筋肉は使わなければ筋繊維が細くなってしまいます。

スポーツをやっていた人が辞めると痩せると言われているのもそれが理由です。

食事の量が変わらなければその分沢山のエネルギーが余り、体脂肪として蓄えられていきます。

体脂肪を減らしながら、筋肉をつけるために、効果的なのが食事制限と運動です。

しかし、通常ジムなどのトレーニングでも筋肉量を増やしながら減量ダイエットをするというのは非常に難しいと言われており、減量中は食事制限により摂取するエネルギーが減るため、代謝が通常とは違う動きをします。

脂肪を減らすために一番効果のある方法は有酸素運動です。

運動をすることによって交感神経の活動が活発になり、脂肪が分解されやすくなります。

継続的に続けることが大切です。

どうしても間食したいという時は、エネルギーが0、カフェインが0、アルコールが0のものを摂取することをおすすめします。

空腹時には、炭酸水を飲んで空腹を満たしましょう。

筋トレについては、回数を増やすよりも負荷をかけることの方が効果的です。

足が太ってしまう原因は大きく分けて2つあります。

1つ目は単に脂肪が多い、2つ目は足がむくんでいるなどになります。

それでは、この2つを詳しく見ていきましょう。

脂肪が多く太っている

足がむくんでいる

まとめ